"TORA"Shinji
担当・Guiter
血液型・B
好きなアーティスト・Small Faces / 村八分 / ジャックス
今一番欲しいもの・素敵な恋人
得意なこと・発明
苦手なこと・恋
好きな女性のタイプ・がんばり屋でキュートな笑顔の女の子
人生について・素敵に生きて行くだけ!
結成秘話
あるホテルの一階の喫茶店。ギタリスト、シンジ・タナカが小柄な女性と向かい合わせで座っている。シンジ・タナカは黒い細身のスーツに赤いペイズリーのスカーフを巻き、うっすらと微笑を浮かべながら落ち着いた様子で椅子に腰掛けている。一方女性のほうは、まだ新人なのだろうかそわそわした様子で、それを悟られんがために、不自然なぐらい背筋を伸ばし、テープレコーダーをいじっている。 女性記者(以下:女)「それでは・・・インタビューを・・・あ・・・れ?動いてないね。」 女性の顔は紅潮し、何度もボタンを押している。
シンジ氏(以下:S)「焦らなくてもいいよ。」 笑顔で返すシンジ・タナカ氏。足を組みなおし、見たこともない銘柄の煙草を燻らす。
女「あ、動きました!・・・では質問したいと思います。今朝は何を召し上がられたんでしょうか?」 突拍子な質問に、シンジ・タナカ氏は一瞬目を丸くしたが、また冷静さを取り戻し、目を閉じて軽く二、三度頷くとゆっくりと話し出した。
S「朝はパンにサラダ。いつも決まっているんだよ。食前のジョギングも欠かしたことはないよ。」
女「へー、ジョギング。いつもどれぐらい走るのですか?」
S「そーだね、家から公園までだから・・・」
女「あ、いつも何時に起きられるのですか?」
S「え!?ああ、うーん、7時ぐらい・・・」
女「それからジョギングを・・・ほーー。」
S「だいたい、5キ・・・」
女「目覚ましには何を?やはり御自分の曲で?」
S「いやぁ、それはないなぁ、ジョージですよ、柳ジョージ。」
女「さすが!うちの父親も大好きなんです。」
S「あー、気が合いそうだなぁ!一度お父さん紹介してよ!(笑)」
女「やっぱり『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の挿入歌、『タイト・ロープ』ですよね!(一同大笑)」
(以下、本誌記者の回想)
S「あっはっは。いやぁ腹痛い。ところでさっきから気になってたんだけど、そのテープ止まってない?」
女「え!?ありゃりゃ、これ10分テープ!」
という雑誌の記事をタカダ氏は見ていた。「あれ?ギターの話は?」とも思ったが、一応ファンレターは出した。
TUBONNE
担当・Drums
血液型・AB
好きなアーティスト・Vincent Gallo / Holly Cole Trio / Hide
今一番欲しいもの・ゆとり
得意なこと・料理
苦手なこと・人付き合い
好きな女性のタイプ・自分を持ってる人
人生について・楽しく
結成秘話
ある深夜のこと。大阪からのイベントの帰りタカダ氏は家路を急いでいた。まだ少し肌寒い春先のこと、日中は過ごしやすいがまだまだ夜になると冷え込む。それが寝不足の深夜となればかなりの寒さだ。中規模のイベントだったか、大阪でDJをして、京都へと帰る途中であった。車の中とは言え、まだまだ温度は上がらない。早く家に帰って布団に潜り込みたい思いからか、かじかんだ手を暖めながら、 国道1号線をスピードを上げて走っていた。とその時、数台の派手な車が後ろから向かってくることに気付いた。それらはすべて、真っ白の車体に派手な電飾を施しており、積み込んだ大きなウーファー・スピーカーから、大音量 の音楽が漏れ聞こえていた。
地響きのようなその音はどんどん近づいてくる。追い越し車線にいたタカダ氏はそれらを避けるため、車線を左にずらした。しかし、さっさと追い越してもらおうと思ったその一群は、一向にそのスピードを変えない。面 倒なことにならなければいいが、とタカダ氏が思った次の瞬間、その嫌な予感は的中した。それら数台の車はタカダ氏の車の前に回りこみ、停止を求めてきた。台数にして4台。それらはタカダ氏の車を囲むようにして停車した。 まずいことになったと考えながら、タカダ氏は車に常備しているはずの鉄パイプを探した。が、ない。先日の車検の際、父親が降ろしたようだ。そうこうしているうちに周囲の車から派手な髪型をした数人の男がゾロゾロと降りてきている。4台の車から合計10人。一様にダボついた服装をしており、金のネックレスにずらしたサングラスをしている。よく見ると彼らの車窓の後部には「倍汚破挫亞怒」の文字が。万事窮して車を降りるタカダ氏は、知り合いの悪そうな奴の名前を出そうかと思ったが、こんなときには思い出せない。「俺が誰か知ってんのか!」とタンカきっても、もちろん知られていない。後ろでにドアを閉め、へらへら笑う10人の男に囲まれたそのとき、後方からクラクションがなった。
その車はさして他愛もない車だったが、停車すると一人の男が降りてきた。
「にィちゃん!からまれてんのか?手伝ったるで!」
男は威勢良くそう言うと、10人相手に躊躇することなく暴れだした。ヤンキーどもは振り返り、襲いかかった。男の両手には20センチ程度の細い棒が持たれており、それを武器に相手の額を叩く。力強く、素早い棒捌き。騒がしく襲い掛かる男達は我先にと向かっていくが、彼の体に触れる前に崩れ落ちていく。ヤンキーどもの額から血が流れ、その数が10になったとき、あたりの喧騒は鳴り止んだ。
男は血の滲んだ棒を手に、ゆっくりと笑った。
「このへんは危ないしな!気ィつけや!」
そう言って血のついた棒を、持っていたタオルでふき取り始めた。御礼を言おうとタカダ氏が彼に近づいたそのとき、彼のタオルが棒から離れた。彼の手に握られているものを見たタカダ氏は絶句した。
と、そこには、まだ少し血の滲んだドラム・スティックが現れたのだった。

Dr.K
担当・Keyboard
血液型・A
好きなアーティスト・作曲家ではMOZART、CHOPIN、RAVEL。60年代のEUMIR DEODATOやMARCOS VALLE。
今一番欲しいもの・余裕。あるいはそのための心得。
得意なこと・答えに困る質問です。
苦手なこと・漠然と「最近どう?」と聞かれること。大勢の飲み会でやるゲーム。カラオケ。
好きな女性のタイプ・知性と色気を併せ持った女の子にはクラッときます。
人生について・「人生ってつまりは意思と運命の相克」とばかり思ってしまうこの頃。
結成秘話
ある夏のこと、とあるイベントでDJすることになったタカダ氏。そのイベントは一度きりの企画物で、多種多様なDJが出演し、数バンドが出演するというものだった。時間はオールナイトではなく、夕刻に始まり、終電までには終わるといったものであった。イベント名も企画者の名前も思い出せないが、その出演陣の多様さにタカダ氏は少し自重気味であった。 イベントも盛り上がり、楽しい一日であった、と思っている矢先、主催者から打ち上げへの参加を促された。あらゆる出来事は、その打ち上げに集約されていた。
*場所は会場近くのちゃんこ鍋屋。知らない人と鍋をつつくなんてとてもできないタカダ氏は、テーブルの端で一人ビールを飲んでいた。「俺はそんなくだらねぇ会話には参加しねぇ」みたいな態度をとっているが、実は輪に入れないだけのタカダ氏。早くこっちに風向き変わらんかな・・・と思っていたその時、向かいの男と目が合った。
直感的に悟った。
・・・・この男・・・・できる!
辺りの空気がみるみる温度を下げていく。ピリッとした空気が体に纏わりつき、動くものなら皮膚はおろか、骨まで切り裂かれるように思える。男はサッと視線を外すと、何事も無かったかのようにビールを飲み始めた。よく見ると、この男も、もちろん輪に入れていないのは言うまでも無い。
次の瞬間、男はある行動を始めた。無意識なのだろうか、急にテーブルを指で弾(はじ)き始めた。まぁ暇な人間誰しもすることなので、気には留めないで放っておいたのだが、彼の指が力強くなるにつれ、彼の前にあるビールに異変がおき始めた。
最初はカタカタと鳴る程度だったグラスが次第に暴れ始め、グラスのビールは湧き立つかのように噴き出し、最後の最後には鍋までがコンロからズレ落ちたのである。
信じられない光景にタカダ氏は滴る汗を拭うのも忘れていた。 まだ目の前の現実を理解しきれずにいたタカダ氏を尻目に、打ち上げは解散になろうとしていた。皆が立ち上がり、出口へ向かうそのとき、勇気を振り絞りタカダ氏は叫んだ。
「せめてっ! せめてお名前をっ!」 男は振り返り一言だけ声を発した。
「ドクター・・・・・・・・・・・・K・・・・。」 男の背中はすべてを物語っていた。




